マンションは管理を買え!とは

中古マンションを仕入れ、リノベーションを施し、販売する。
年柄年中この繰り返し。売れるマンションと売れないマンションの見極めが非常に重要です。
マンションの立地・規模・向き・眺望・ブランド等々、要因は様々ありますが、近頃特に重要な要素としてマンション共用部の「管理の質」が問われています。
エントランスや廊下の清掃具合、計画的な修繕工事の実施、きれいに貼られた掲示板、修繕や点検資料の整備・保管、売買時に発行する重要事項説明書の内容の正確さ・充実度、修繕積立金の残高等。管理組合がきちんと機能し、管理会社が組織的にサポートしているマンションとそうでないマンションは築40年ともなると歴然とした差が出てきます。

旧耐震マンションで住宅ローンを検討する際に、フラット35を利用できるか否かというのは大きなテーマです。諸条件を満たすマンションがフラット35の「適合証明書」の発行を受け、利用することができるのです。マンションの構造の他に管理状況も問われます。長期修繕計画(期間20年以上)がなければ「適合証明書」を受けることができません。長期修繕計画がないマンションは思いの外、少なくありません。長期修繕計画の作成には費用がかかりますが、今や必須とい言えるでしょう。フラット35が使えるマンションというのは非常に価値があります。皆さんのマンションには長期修繕計画がありますか?